飛んではやぶさ君の雑記ブログ

鳥が高い空を飛ぶように、魚が自由に泳ぐように、自分らしい人生を描くためにビジネスマインドやスキルアップ、趣味(旅行や写真)について書いています。

写真構図は誰に何を伝えたいか!Sonyαシリーズで、あなただけの作品を創り出そう

こんにちは、飛んではやぶさ君です。

 

今回は、写真の構図について僕が大事にしていることをお伝えします。

 

<目次>
1.主役は何だ?誰だ?
2.この主役が一番引き立つ構図は?
3.あ、これ撮りたい!

 

tonde-hayabusakun.hatenablog.com

 

1.主役は何だ?誰だ?

写真の構図に限らず、写真は「誰に何を伝えたいか」が大事になります。

 

写真を撮るときにやりがちなのが、すべてが記念写真、証明写真になってしまうことです。

 

「◯◯に行ったので記念に」
「××さんと会えたので」

 

記念写真、証明写真はそこに行った思い出ややったことを記録に残すことが目的です。言わば自分や親しいコミュニティのための写真です。ただ、写真で作品を創りたい、何かを発信したい、誰かに「この写真いいね」「ステキだね」「何かが伝わってくる」と言われたいということであれば、相手に伝える目的で写真を撮らなければなりません。

 

写ってる人なのか、景色なのか、はたまた地面に転がる石なのか。誰に何を伝えたいのかによって、写真の構図もまるで変化します。以下からは具体的な例を用いて、「誰に何を伝えたいか」をお伝えしていきます。


2.この主役が一番引き立つ構図は?

「誰に何を伝えたいか」を一番簡単に表現するためには、被写体、つまり撮りたい主役を決めることです。なんてことはありません、あなたが普段「あ、これ撮りたい」と無意識にでもやっていることです。

 

次に、その主役をどういうアングルから撮るかを考えます。これが「誰に何を伝えたいか」にリンクします。

 

例えば路上のタンポポを撮るとします。タンポポの凛とした姿を表現したいのか、タンポポがコンクリートの上で懸命に生きていることを表現したいのか、タンポポの葉が綺麗に放射状に広がっていることを見せたいのか。これらによって、撮影するアングルは変わってきます。

 

最後に構図です。ファインダーを覗き込んだり、画面を見ながら、一番そのアングルが際立つ、バランスが取れる位置を探して撮影します。具体的に例を挙げて説明していきます。

 

f:id:canbemyself:20200224092753j:plain

 

ここにお洒落なカフェの写真があります。店内の様子はわかりますが、パッと見て何を伝えたい写真かわかりづらいと思います。伝わるのはこのカフェに行ったということ、つまり記念写真です。

 

そこで何を撮りたいかの主役を決めてみます。

 

f:id:canbemyself:20200224092813j:plain

 

お客さんの外国人を主役に置いてみます。自然とカフェではなく、カフェでくつろぐ外国人を撮りたいのだなと伝わります。

 

f:id:canbemyself:20200224092823j:plain

 

また、店員さんにフォーカスを当てると、忙しく働く店員さんや厨房の様子を伝えたいのだと伝わります。

 

主役をどこに、誰に置くかで写真の撮り方はまるで変わります。

 

 

f:id:canbemyself:20200224092944j:plain


次に、ドイツの世界遺産レジデンツを例に挙げて説明します。

 

レジデンツはドイツのヴュルツブルクにある領主司教の宮殿。18世紀にバルタザール・ノイマンによる設計バロック建築様式を代表する、ヨーロッパでも屈指の宮殿です(wikipedia参照)。僕はその大きさはとても大きく驚いたことを覚えています。その偉大さ、大きさを表現するために、建物全体を撮るのも一つの表現だと思います。

 

ただ、アングルを少し変えてみると写真はまったく違う表現になります。例えば中庭にある石像を主役に置きます。いくつか写真を撮ってみます。

 

f:id:canbemyself:20200224093005j:plain

 

石像を主役にした写真です。ただ、少し面白みに欠けるので構図を意識してファインダーを覗いてハマる位置を探してみます。

 

f:id:canbemyself:20200224093034j:plain

 

さらに脇の女性の像に焦点を当て、奥の宮殿も見せるようにしました。女性像の表情も映え、全体的に与える印象が変わったと思います。

 

 

f:id:canbemyself:20200229220144p:plain


いわゆる三分割構図で見てみると、中央に女性の顔が位置し、上部の女性の像手から右下にかけてバランスが取れていることがわかります。(三分割構図とは、写真の縦横それぞれを三分割し、その交点や線にメインとなる被写体を配置する構図です。)


アングルを意識しながら、写真を撮ると収まりのいい構図に巡り会うことがあります。その瞬間に思い切りシャッターを切りましょう。

 

f:id:canbemyself:20200224093133j:plain

 

街を歩いていて可愛いアートがありました。僕ならこう撮ってみます。

 

f:id:canbemyself:20200224093202j:plain

 

生垣の緑の隙間から物憂げな女性が見える、より際立つ構図になりました。

 

f:id:canbemyself:20200229220945p:plain

 

構図の手法としては、日の丸型という一番ベーシックな構図の型。写真の中心に目線がいくようにシャッターを切りました。日の丸型を活用すると、主役が際立ちます。

 

ただ、そこでもう一つ工夫をするとまた違った見え方になります。

 

f:id:canbemyself:20200224093449j:plain

 

ここに睡蓮の花があります。大きな睡蓮の花が凛と咲いていることがわかります。

 

f:id:canbemyself:20200224093514j:plain

 

ここに脇役を追加してみましょう。平等院の境内を入れてみました。それにより、平等院の脇に咲く睡蓮の花をあえて主役に置いた構図であることが伝わります。また違った表現を伝えることができるようになりました。

 

このように主役と脇役を配置することで、写真の表現が一気に広がります。ぜひいろいろなアングルを試して、さまざまな構図に挑戦してみてください。

 

3.あ、これ撮りたい!

写真は誰でも自由に表現することができます。昔に比べて技術は進歩し、今ではスマホでも自由に撮ることができます。表現の幅も機能が拡張し手軽にできるようになりました。

 

もし、あなたが記念撮影や証明写真でしか撮っていなかったなと感じたのなら、ぜひ「誰に何を伝えるのか」を意識してぜひカメラを構えてみてください。

 

小難しい話もしてしまいましたが、まずはあなたが「あ、これ撮りたい!」と思えるものをいろいろなアングルから撮ってみましょう。

 

その時には主役を決めるのはもちろん、脇役に何を置いたらより映えるのか、バランスの良い構図は何がいいかなど考えながらたくさんの写真を撮ってみてください。これもまた練習あるのみです。

 

この記事があなたの写真撮影の参考になれば幸いです。

 

tonde-hayabusakun.hatenablog.com