飛んではやぶさ君の雑記ブログ

鳥が高い空を飛ぶように、魚が自由に泳ぐように、自分らしい人生を描くためにビジネスマインドやスキルアップ、趣味(旅行や写真)について書いています。

【マネージャーへクラスチェンジするための4つの法則(後編)】目指すべき理想を語る/発言と行動を合わせる

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こんにちは、飛んではやぶさ君(@flyingfalconkun)です。
 
さて、前回に引き続き今回のテーマは「プレイヤーからマネージャーへクラスチェンジするための4つの法則」と題して書かせていただきます。
 
マネージャーにクラスチェンジするための4つの法則
  • 自分の得手・不得手を知る
  • できない自分をさらけ出す
  • 目指すべき理想を語る
  • 発言と行動を合わせる

 

tonde-hayabusakun.hatenablog.com

 

目指すべき理想を語る

ビジョン・ミッション

能力としての「得意」「不得意」を自身が把握して、できない自分をさらけ出しただけでは、周りはやはり不安なままです。
 
「この人はどこを目指しているのか」
「仕事をするにあたって何を重視してるんだろう」
 
これを明確に伝える必要があります。僕は自分なりの「ビジョン」「ミッション」「行動規範」を用意して、事あるごとにメンバーに伝えるようにしています。
 
マネジメントの本や記事によく出てくる「ビジョン」「ミッション」はさまざまな表現がされていますし、この記事で言及してしまうと話が終わらなくなってしまうのでここでは具体的には踏み込みません。興味ある方はこちらのリンクをご覧ください。
(有名企業から学ぶビジョンとミッションの作り方https://bizzine.jp/article/detail/172
 

伝え続ける

僕がマネージャーとして意識していることは、なるべく形骸化しないように常にそれらを言語化してメンバーに伝えるようにしていることです。部下から相談をもらった時、トラブルが発生し部下に指導している時、飲み会でふと仕事の話になった時、自分自身が原点回帰、何のために仕事するのかを振り返るためにも言葉にして周りに伝えるようにしています。
 
何度も何度も同じことを伝えます。人は一度伝えただけでは、おそらく伝えたい10分の1も認識してくれないからです。「この人は同じことばかり言うな」と相手が食い気味に「●●ですよね」と言い返せるぐらいに伝えるのがベターです。その場合、「そうだけど、上司の話は最後まで聞きなさい」と言うかどうかはあなたのキャラクター次第です。
 
目指すべき理想がなければ周りはついてきません。どんなに理想と現実が離れていても、ゴールがなければどっちに進めばいいかわかりません。その地図は完全でなくてもまずは描くこと、言い続けることがマネージャーには求められると僕は思います。
 
 

発言と行動を合わせる

マネージャーにとって、目指すべき理想を語ることの重要性をお伝えしました。目指すべき理想はメンバーの耳にタコができるぐらい何度も伝えるべきとも書きました。
 
そして何よりも重要なことはその発言と行動を合わせることです。いくら大きな理想を掲げて立派なビジョンを示しても、その理想と真逆な判断や行動をとっていては誰もついてきてくれません。「言っていることとやっていることが違う」は一番周りの信頼を失うことになります。
 
マネージャーになりたての頃、僕は耳障りのいい「ビジョン」と「ミッション」を掲げ、明文化し部下にも示していました。僕自身も本気でそれらを全うしようとしていましたし、マネージャーとして目指すべき理想が大事と認識していたので、純粋にやるべきこととしてアウトプットしていました。
 
ただ、当時の部下からするとそれは聞こえの良い絵空事でした。何故かと言えば、僕が掲げていた理想と実際の行動があっていなかったからです。例えば、目の前の管理業務ひとつ抜けてしまう。お客さんの要望をただただ受けて、外にはいい顔をしてメンバーには迷惑をかける。こんなことが続いていました。字面にすると「最低な奴だな」と思うかもしれませんが、本当に最低な奴でした。一番最低だったポイントは、目指すべき理想に目が行きすぎて、足元のまずはやらなければならないことができていなかったことに気づいていなかったことでした。
 
僕はこの「発言と行動を合わせる」ことに2年と随分な時間を有してしまいました。ただ、本気で向き合ったのは後半の半年間くらいだったと思います。今、部下やメンバーとの人間関係やマネジメントに悩んでいる方がいらっしゃれば、無意識にあなたがとっている行動と発言を客観視してみると新たな発見があるかもしれません。
 
 

マネージャーへのクラスチェンジのために

今までお話しした「自分の得手・不得手を知る」は自分の行動特性を把握するため。「できない自分をさらけ出す」は自身の行動特性をアウトプットし、周りと自身の行動について共通認識を持たせることです。また、「目指すべき理想を語る」は、目標を創ることで発言に一貫性を持たせるために必要なこと。これらを一致させていくことが、マネージャーへクラスチェンジするための第一歩だと僕は考えています。
 
どうしてもこれらは日々忙殺されてしまうと、向き合う優先順位が落ちてしまいます。「なんとかなる」星人が甘い言葉で邪魔をしてきます。ただ、マネージャーとしてもう一歩成長したい、もっと部下との人間関係を円滑にしたいと考えている方がいらっしゃれば、思い切って時間をとって自分と向き合うことをオススメします。今後の仕事人生をより充実させるためにぜひ検討してみてください
 
おまけも含め関連記事は以下です。