飛んではやぶさ君の雑記ブログ

鳥が高い空を飛ぶように、魚が自由に泳ぐように、自分らしい人生を描くためにビジネスマインドやスキルアップ、趣味(旅行や写真)について書いています。

【30代勝ち続けるためのマネジメント講座】あなたのすぐ後ろにいませんか?仕事に潜む追いかけてくる悪魔とは

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こんにちは、飛んではやぶさ君(@flyingfalconkun)です。

今回はちょっとびっくりするかもしれませんが、「あなたのすぐ後ろにいませんか?仕事に潜む追いかけてくる悪魔とは」の話をします。

【30代勝ち続けるためのマネジメント講座】

あなたのすぐ後ろにいませんか?仕事に潜む追いかけてくる悪魔とは

  1. 悪魔に追いつかれた代理店営業時代
  2. 悪魔から逃げる手段は「順応」
  3. 「順応」し続ける
  4. 悪魔から逃げずに逃げきる

 

1.悪魔に追いつかれた代理店営業時代

 

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いきなり何の話?と思うかもしれませんが、これは僕が昔、代理店営業をしていた時の話です。代理店営業とは自社の商品を代理店契約している企業に卸し、その渉外担当としてその販売代理店の売上をサポートする営業のことを指します。その当時にお世話になった代理店の社長が仰っていたことです。

「仕事には悪魔がいてな、追っかけてくんねん。そいつに追いつかれると仕事もままならなくなる。君も気をつけなね。」


当時、僕はその悪魔という表現に面を食らいながらも何となく言わんとすることはわかりました。何故なら、まさに悪魔に追いつかれそうになり振りほどいて走っている感覚があったからです。

仕事をしていると職種が変わったり、職位が変わったりすることで、求められる役割は変化します。特に、職位が変わるほど、つまり現場のプレイヤーからマネージャーになることで、近い未来だけでなく、将来を見据えた事業計画や組織づくりをしなければなりません。

与えられたポジションについて、うまく順応していければいいのですが、僕は当時マネージャーに成り立てで、かつプレイヤーを兼務していたため、勝手のわかるプレイヤーに比重を置いて業務を行っていました。正確に言うと、そのやり方しか知らなかったので疑問すら持てませんでした。部下から「もっと私たちのことを見てほしい」と言われるほど、個人プレーに走り、チームのために動けていなかったのです。

足もとのチームが揺らぐと、すべてに歪みが生まれてきます。クライアントや会社の他チームにまでマイナスな影響が出てきます。僕は当時、チームもままならない状態なのですっかり自信を失くしてしまい、周りが思っている以上に考え被害妄想の中にいました。今思ってもあの状態は「悪魔に追いつかれ囚われていた」と思っています。

 

2.悪魔から逃げる手段は「順応」

つまり、「悪魔に追いかけられる」とは、変化する仕事に対して自分を適応させ、走り続けなければならないということです。自分の後ろには常に悪魔がいて、捕まって一定期間囚われてしまうと、任された役割をまっとうすることができなくなり、仕事や会社に置いていかれることになります。

僕の会社でもおそらく悪魔に追いつかれ囚われた結果、今に至ってる方々がたくさんいると思っています。本人の本意・不本意に関わらず、年齢を重ねて尚現場業務をしている方、そもそも日々何をしているのかわからない方など、様々な方がいます。僕もたまに考えるんです。もし今と違った未来があったとして、あの当時悪魔に追いつかれたまま振りほどき走ることを諦めていたら、きっとその方々と同じ立場になっていたのではないかと。

とかく僕はその当時、追いついてきた悪魔から命からがら逃げ切ったと思っています。何故できたかは、当時の自分ではもがき苦しんだ結果としか言えないのですが、今なら何となくわかるのでお伝えします。

悪魔から逃げる唯一の手段は、「自分の与えられた役割を理解して、自分を順応させる」ことです。月並みかもしれませんが、これができるかどうかで決まると思っています。

僕はマネージャーとしての動きを求められていたにも関わらず、プレイヤーに固執し、周りの助言に耳を傾けられず、マネジメントができていないのにやれていると勘違いをしていました。結果、足もとのチームが崩れ、仕事がうまくいかない期間が長いこと続いたのです。

 

他の記事でマネージャーに必要なことを書かせていただきましたが、あれらも「自分の与えられた役割を理解して、自分を順応させる」ことにとってとても重要です。何故ならば、まず自分を正確に把握できなければ、役割の理解も理想からどれだけズレているかも把握できないからです。

自分のできていること、できていないこと、求められている立場がある程度正確にわかることがまずはスタートライン。それに進む方向性とやり方が定まって初めて走り出すことができます。悪魔から逃げる準備ができます。

 

3.「順応」し続ける

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僕は現在、会社規模10,000名程度の組織に所属しており、現在20名程度の部下がいます。職位としては部長、商品の企画から運用、時に営業同行など販促にも着手しています。

今のポジションになった後も「順応」がありました。課長から部長に上がるタイミングで、お世話になっている先輩から「課長と部長はまったく違う。部長は事業の方針を決める大事な役割がある」と言われました。今思えば、任命当時は言われたことについて表面的な理解しかなかったなと思います。

今は、僕は自分のポジションしかできない仕事を自分だけのやり方でやっている自負があります。理由は僕の目標である「市場にインパクトのある商材を生み出し、会社をトランスフォームさせ、市場を席巻する」が形成されたからです。(詳しくは記事「自分だけのガソリン」をご覧ください。)

この考えに及んだのも、課長から部長になった際の「順応」だと思っています。組織の中での自分のポジションを明確化し、様々な選択肢の中から自分が掲げた方針に従い進んでいく。周りに何か言われても腹落ちしている目標があるので、ある程度惑わされずに進める。これが僕が今も走り続け、悪魔に追いつかれずにいられる理由です。過去の経験のお陰で、今のところ悪魔の姿、形は見えないところまで突き放せているような気がしています。


今思うと、悪魔とは周りの期待やできるはずという自分に応えられない自分自身なのかもしれません。代理店営業時代の僕は部下に咎められ、それが伝播し、周りも自分のことを否定的に捉えている。仕事がまったくできないと思われていると被害妄想が膨らみ、ネガティブループにハマっていってしまいました。そんな自分を素直に受け止めてやれることからやっていく。文字に書くと当たり前過ぎることをするのに随分と時間がかかってしまいました。

ただそのお陰で、僕は紛いなりにも今のポジションで仕事をし、こうやって当時のことを良い経験だったと思いながらアウトプットができています。「悪魔」という自分が生み出した虚像にも多くを教えられました。ただおそらくこれからも「悪魔」という存在は僕を追いかけ続けるんだと思います。そいつから唯一逃げ続けられる方法は、「順応」し続けること。これだけだと思っています。

 

4.悪魔から逃げずに逃げきる

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もしあなたが仕事の人間関係ややり方について悩んでいて、もし「悪魔」と言われ少しでもピンと来るものがあれば、ぜひ逃げずに最優先に向き合っていただきたいです。後回しにしたい気持ちはありますが、長い目であなたの仕事を一段階引き上げてくれます。

 

自分自身と周りが納得する仕事ができれば、「悪魔」はその姿を見せることはなくなることでしょう。逃げずに逃げきりましょう。