【20代のためのスキルアップ講座】信頼関係を獲得する5つの法則!また一緒に仕事したいと思わせるためのコミュニケーションとは
こんにちは、飛んではやぶさ君です。
今回も引き続きコミュニケーションの続編として、「信頼関係を獲得する5つの法則!また一緒に仕事したいと思わせるためのコミュニケーションとは」について書かせていた
信頼関係を獲得する5つの法則!
また一緒に仕事したいと思わせるためのコミュニケーションとは
- 加点ポイントを獲得・蓄積する
- 加点ポイントの獲得の法則とは
L ②相手とゴールを明確に決める
L ③アウトプットの形式を決める
L ④納期を調整する
L ⑤「スピード(早く)」「正確に」「見栄え良く」で相手の期待を超える
- 仕事をしやすいと思われることが信頼関係獲得に
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加点ポイントを獲得・蓄積する
また一緒に働きたいと思えるかどうかは加点ポイントの数に比例します。「信頼」のポイントと言ってもいいかもしれません。それは主に以下で貯まります。
- 相手が考えられないような知識や気づきを与える
- 依頼事項の納期が早い、正確など仕事がしやすい
これらをすることで相手に自分の加点ポイントが貯まっていきます。貯まっていくと自然に下記のようなことが起こります。
- とりあえず○○さんに相談する
- 何かあっても助けてくれる(気がするという期待)
- ○○さんと仕事をするといいらしいよ(評判が伝播する)
加点ポイントが蓄積することで信頼関係に変わります。ただ、これは目に見えるものではありません。また、加点があれば減点もあります。この記事では以下と定義します。
加点ポイント…
クライアントや社内メンバー(営業など)にいい仕事をすると印象付け、また一緒に仕事したいと思わせることができる信頼ポイント。
減点ポイント…
ネガティブなイメージを相手に与えます。 多くの人が不足感を感じ、最悪の場合、担当変更などトラブルに発展する可能性があります。
ではどのようにすればこの加点ポイントの蓄積ができるのか、存在が認識できるのかをお伝えします。
加点ポイントの獲得の法則とは
加点ポイントは一朝一夕で獲得できるものではありません。日々の仕事の中で一つずつ積み上げるものです。僕が考えている獲得の法則は対クライアント、社内、外注先など、ある程度汎用性のある考え方になっています。以下の流れがその方程式です。
①お願い事(依頼・タスク)を分類する
②相手とゴールを明確に決める
③アウトプットの形式を決める
④納期を調整する
⑤「スピード(早く)」「正確に」「見栄え良く」で相手の期待を超える
①お願い事(依頼・タスク)を分類する
お願い事(依頼・タスク)を分類するとは、具体的に以下の事象に分ける作業です。
⑴明確なゴール(TODO)が決まっている × 急ぎ
⑵明確なゴール(TODO)が決まっている × 急ぎでない
⑶明確なゴール(TODO)が決まっていない × 急ぎでない
⑷明確なゴール(TODO)が決まっていない × 急ぎ
世の中の多くの課題や悩みは、⑶⑷に分類されると思っています。明確な解決の糸口が見つかっていない状態です。
- (クライアント→営業)「より優秀な人材を採用したい」
- (営業→社内商品担当)「クライアントの◯◯という悩みを解決したい」
- (課長→部長)「案件管理で抜け漏れが起こることが多い」
さらに納期が「急ぎ」「急ぎでない」の2つに分かれます。依頼の量としては「急ぎ」が圧倒的に多いと思います。よりわかりやすいように、(営業→社内商品担当)「クライアントへの提案において適する事例を探してほしい」を例に以下補足していきます。
②相手とゴールを明確に決める
業務やタスクの多くは、課題に対して具体的な策を考えることから始めます。あなたが相談相手やタスクの担当者だった場合、具体的なゴール案を提示できるかがキーです。しっかりと自分の意見として具体的に何をすべきかを伝え、先ほどのマトリクスの⑶⑷を⑴⑵にします。
今回の例で言うと、適切な過去事例の定義をヒアリングし、共有します。企業規模や時期、予算規模など細かく確認します。また、この依頼のゴールが何かも確認しておきましょう。この事例を活用してクライアントに提案したいのか、あくまでクライアントの情報収集のためなのか、それによっても選定の基準は変わっていきます。ここがズレてしまうと、加点ポイントなど程遠いことになってしまいます。
③アウトプットの形式を決める
②で特に気をつけるべきことのひとつにアウトプットの形式(相手への提案、共有の方法)を決める、があります。よくアウトプット形式が想定と違ってトラブルになることが多々あるからです。事前に必ず言及し、明確に決めておきましょう。
例で言うと、他社事例はメールでのテキスト情報でいいのか、資料に起こすべきなのかを確認します。テキストで伝えたら、ほしいのは資料だったなんてトラブル事例は多くあります。
ただ、納期がタイトな場合、まずはテキストだけ暫定的に投げて後ほど資料を送るといったテクニックもありますが、これもすべて⑤に繋がることなので詳細は後述します。
④納期を調整する
こちらも、②に付随することですが、相手の希望する納期がある場合はそれを叶えられるかどうかも確認します。希望に沿えればベスト、沿えない場合は最短でいつかを伝えましょう。ただ、注意が必要なのが、相手は往々にして「急ぎ」と言ってきます。それを言っているのが誰なのか、誰の希望なのかを確認しましょう。相手と同じ情報量を収集した上で、ゴールに向かう最善の方法を考えることが加点ポイントのコツです。逆に、できないことをできると言うのは減点ポイントになってしまいます。必要なことは、無理しない範囲で最大限善処することができ、相手に自分と同じ感覚(なぜこの納期になってしまうのか、どれくらいの作業量がそこにあるのか、など)を植え付けること。これが合理的な理由であれば、納期の調整で減点ポイントになることはありません。
例で言うと、仮に急ぎと言われた場合、それは営業の都合なのか、はたまたその先のクライアントかを必ず確認をして、こちらも納期をしっかり伝えた上で調整しましょう。事例を探す工数や場合によっては自分の持っている業務量も伝えた上でスケジュールを協議していきましょう。その時に大事なのは相手を主語にして、配慮して話すことがコツです。これができれば納期を調整したうえで、加点ポイントの土壌が整います。
⑤「スピード(早く)」「正確に」「見栄え良く」で相手の期待を超える
ここまでで、依頼やタスクのゴールを共有し、アウトプットの形式と納期を調整しました。言わば、依頼主と同じイメージを共有できた状況です。そしてここからが加点ポイントを得るために最も重要な点です。そのイメージを超える成果物を提供しましょう。
イメージを超えると聞くと大層な印象になりますが、答えはシンプルで、その約束事をしっかり守ればいいのです。
- 納期までに提出してくれた
- 伝えていた通りの内容であげてくれた
- とても見やすくわかりやすい成果物だ
共有したイメージ通りのものを提出できれば、加点ポイントを得やすくなります。ただ、それをより確実にするために必要な観点が「スピード(早く)」「正確に」「見栄え良く」です。
「スピード(早く)」
「スピード(早く)」は加点ポイントに一番繋がりやすい観点です。取り決めたスケジュールよりも早めに納品します。そうすることで、この人は仕事が早いと思わせることができます。慣れてきたら、相談相手に対して余裕のあるスケジュールを提示したうえで早めに提出するなんていう高等テクニックも意識してみてもいいかもしれません。
また、これもテクニックですが、アウトプットの形式を段階的に提出するという方法もあります。先ほど、③で触れたやり方ですが、スケジュールがタイトで何かしら提出しなければならないとき、先に暫定情報を提出し、後から資料などで完成版を提出するやり方です。とかく、「スピード(早く)」は加点ポイントに繋げやすい観点です。
「正確に」
続いて、「正確に」は相手とすり合わせた共通イメージ通りに提出することです。これがズレてしまうと、加点ポイントになり得ない難しい観点ではありますが、逆にしっかりと相手の求めるもの(もしくはそれ以上)を提出できれば、相手に仕事が丁寧、しっかり責任をもってやってくれるという印象を与えられます。
また、先ほどの「スピード(早く)」と組み合わせることで正確さを向上させることができます。
どんなに相手とイメージを共有できたとしても、実際の成果物を見た際には、これが足りない、もっとこれがほしいとなるものです。そうなると正確さの観点で見劣りしてしまうので、早めに提出することを心がけましょう。スケジュールに余裕を残し、修正対応などに当てることで正確さを担保し、納期も守ることができます。
「正確さ」は加点ポイントを得るためには必須の観点なので疎かにせず、しっかりと対応しましょう。
「見栄え良く」
最後の「見栄え良く」は先の2つの観点に比べるとマストではないですが、マスターすると、この人の資料は綺麗だ、わかりやすいという印象を与えることができ、加点ポイントに繋がります。
ただ、まずこの観点を意識したいという方は、優先順位は「スピード(早く)」「正確に」です。その上で、正確性を担保する意味でも慣れてきたら「見栄え良く」も上乗せしていきましょう。
仕事をしやすいと思われることが信頼関係獲得に
この人と仕事がしやすい、良い仕事ができると思わせることが加点ポイントとなり、相手に蓄積されていきます。その評価は伝播し、周りも業務をお願いするようになってきます。
ただ、これは一朝一夕でできるものではありません。日々の業務の積み重ねの上に成り立ちます。
先ほど伝えた手順はあくまで一つのフレームワークです。本質は、当たり前のことを当たり前のようにやること。相手が望むことに対して、内容を把握して約束事を守ることです。
これが習慣化できれば、仕事が仕事を呼び、あなたの評価やブランドは確立していくことになるでしょう。僕のフレームワークがあなたの日々の業務の参考になれば幸いです。